日本に住んでいた頃は気にもしなかった桜ですが、海外に長く住むとなぜか桜と日本は切っても切れない関係にあることに気付きます。
ポートランド市の川岸にも桜並木があり、この時期は綺麗な桜を楽しむことができます。
先週末ポートランドのコンドからワシントンの自宅に戻ってくると、昨年庭に植えた桜にぽつぽつと花が付いていました。
自宅に植えた桜の木はまだ2メートルに満たない小さな木なので顔のレベルで花が見えます。
早速、花見と決め付けてモンテクリスト マドュロ ロブスト(まだ日本では販売していません)に火をつけました。
40分ほど5本ある桜の木を一本一本見回りながら葉巻を楽しみました。
桜と日本。桜と思い出。日本の思い出。
そんな感じでアメリカに初めて住み始めた頃のことを考えました。
あのころは確かに祖国をはなれて海外に住んでいると言う切ない感じがありました。
しかし近年では破格の航空運賃やインターネットのおかげで日本との連絡、往復も気軽にできるようになり、海外に住んでいてもあの独特の海外生活の孤独な感じはなくなりました。
おまけに近所のスーパーマーケットではパック入りの寿司を普通に買うことができるのです。
まあこれも時の流れなのでしょうが、少しさびしい感じがします。
そうしてふと思ったのですが、思い出の世界に浸る時には葉巻ほど完璧なパートナーはありません。