CAO フレイバーシガー

CAOフレーバーシガーを試したことはありますか?
バニラ風味などの味つき葉巻です。

正統派の葉巻愛好家からすれば邪道以外のなんでもない葉巻。そう決めてしまえばそれまでの話です。
私自身も初めてフレーバー付き葉巻を見たときそう思いました。
ただ心のどこかでいつもこの葉巻、本当にバニラの風味がするのだろうかと興味を持つ自分がいたのも事実です。
そして自分の中で葉巻正統派とフレーバー試してみたい派が格闘する日々が続きました。
邪道に逸れず正統の道を行くのが清い生き方だと考え、黙って私の中の優等生であるLa Gloria Cubanaに火をつける毎日でした。

しかしある日、私はこう思ったのです。
「人生は一度」
もしこの味つき葉巻が想像を絶するほどおいしかったらどうしよう。
一度も試すことなく葉巻を判断するのはよくないことだ。

食わず嫌いという言い回しもあるではないか、そう思い始めるとあとは簡単です。
早速試してみました。

結果から言いますと”面白い“そして”不思議“というのが私の感想です。
CAOフレーバーは面白いほどきちんとバニラやハニーの味がするのです。
そして不思議なことにその味がずっと終わりまで続くのです。
葉巻としてもかなりしっかりしてます。

食わず嫌いはいけません。

CAO リング変更

長年、ゴールドリングで親しまれてきたシーエーオーカメルーンロブストがこの度、光沢のあるグリーンに変更になりました。深い渋みのあるゴールドリングに馴染みがある方には結構な違和感といいますか、インパクトある変更です。かなり太いCAOを冠とした派手な装飾でさらにダブルリングです。ショートめのロブストシガーなのでほとんどリングに隠れて本体が見えません(笑)。

若干心配しながら吸ってみましたが、当たり前ながら本来のテイストです。興味を持たれましたら一度お試しを。

3年ぶりの会合

アメリカ在住の仕入統括と先日ここ日本で約3年ぶりに会い、打ち合わせもそこそこに会食に繰り出しました。3年ぶりということもあり、予約しておいたお店は当然の如く「和」で、様々な薄造りから初めて煮物、焼き物など多くの肴を堪能しました。彼は根っからのビール党なので終始ビールです。私も付き合って最後までビールにしましたが悪くありません。日本酒を入れると必要以上に調子が上向くのでこれでいいかもと自虐的に含み笑いです。

本来は食後にシガーバーに行き彼のお薦めシガーをいくつか試喫するのですが、今回はタイトなスケジュールだったのでこの食事で終了しました。代わりではないのですが、米国はキューバ産は輸入しないのでコイーバ・モンテクリスト・パルタガスそれぞれのレアなキューバ産をお土産で渡しました。彼の新居には大型ヒュミドールがあるのでじっくり熟成させて楽しむことだと思います。

もともと多趣味の人間ですが、最近は自身の趣味はそっちのけで8歳になる息子のカートレースに全霊を注いでいるようです。週末は4時間かけて練習場に通い柔道で体幹を鍛え、室内では最新の体感型装置でトレーニングだそうです。なんでも凝り性な所がありますが、地区エリアで上位ランクに位置しているらしく親族一同が協力してバックアップしているとの事。いやいや、まさにアメリカンドリームです。将来はもちろんフォーミュラーレーサーを見据えて日々奮闘のようですが、勉学の方はイマイチだそうです笑 レーサーになればそれも関係ないですか・・

やはりリモートなどではなくリアルなトークはいいなと、3年ぶりに再認識させられました。

キューバ産の状況

キューバ産の安定供給にはまだまだ難航が続いています。コロナ前の2019年まで安定した推移でしたが、2021年から大きく減少しています。2020年は落ち込んでいませんが、それは単純に在庫を使い果たした時期と見て取れます。反して生産ラインの近代化が進んでいるドミニカ共和国産は2020年こそキューバ産と同様に大きく減少しましたが、後の回復スピードは高く、キューバ産が回復しない事も受けて2019年以前よりも大幅に増加しています。葉巻人口が増えた等のお話も聞きますが、主だった点はそういった部分でしょう。

キューバ産はマンパワーによる旧来よりのアナログ的な生産方法ですから、コロナ時期に大きな影響を受けたマンパワー部分の打撃は想像に難しくありません。航空業界と同じく、飛行機はあってもコロナ時期に削減したヒューマンパワーがすぐに戻るわけもなく、そう簡単に便数が回復しないのと似てると思います。またヒューマンパワーですから最新生産設備と違い大量生産は簡単ではなので、在庫を使い果たした状態から元の水準まで確保するには相応の時間が要されるでしょう。

その影響で価格にも大きな影響が出ていますが、需給バランスで考えれば特段驚く事ではないかもしれません。時間を要するでしょうが、生産におけるマンパワーも元の水準に戻り、在庫も相応に回復すれば元の安定した状態に戻るものと思います。キューバ産オンリーの方々はそれまでの期間、逆にいい時期と捉えて他国の葉巻も試してみられてはいかがでしょうか。好みに合う掘り出し物が見つかるかもしれません。

GW

今年のゴールデンウイークは、暦の関係で1日と2日を休みとすれば9連休の大型連休になりますが、残念ながら例年ほどの好天には恵まれない予報のようです。とはいえ、ようやくコロナからの落ち着きを取り戻した中、旅行やレクリエーションを計画されている方が多数だろうと思います。この際お天気などよりも、久しぶりに心より遊べる・会えるといった思いが上回っているでしょうから天候は気にしなくていいのかもしれません。

かく言う私もと言いたいところですが、海外はゴールデンウイークは関係ありませんので通常のように連絡などが入り、なんだかんだとやり取りをするため普段とさほど変わりませんが、暫く会っていない旧友の帰省に合わせてお酒を酌み交わす予定はそこそこあります。そこで葉巻好きの友人に関しては事前にリクエストが入るのですが、それが段々とシステマチックといいますか本格的なリストとなり、最近では私に会いたいのか葉巻を持って帰りに来るのか分からなくなってきましたが、ともあれ長年の友と酌み交わすお酒はいいものです。

もちろんシガーもしかりで、スタートは軽くキューバリブレでいくつもりです。トークが長くなるので、これくらいロングサイズのコロナシガーが丁度いい感じです。

WBC

いつになくWBCが試合前から盛り上がってるな、とニュースを見ていましたが、昨日の日本ー中国戦は関東地区で視聴率が40%越えと、近年では驚くべき数字です。こんな数値は全員集合時代しか聞いたことがありません。サッカーワールドカップクラスかそれ以上ではないでしょうか。もちろん過去の戦歴もいい戦いをしていましたが、やはり大谷選手とダルビッシュ選手というツートップ的な二人が凱旋帰国し、代表チームに加わるといった部分が日本人的に否が応でも感動を呼び盛り上がっているのかなと思います。

かく言う私も何気なくTVを付けたのですが、同じく葉巻にも火を点けてそのままついつい最後まで見入ってしまいました。決勝リーグでもないのに何とも言えない緊張感が毎回表裏に感じられていました。初戦ということもあるのでしょうが、本試合前の様々な関連ニュースが徐々に盛り上げてしまっていたのかもしれません。今晩は韓国戦で、そして週末へといった感じなので、葉巻のストックを今晩から十分に整えておくようにしました。今週末はスモールシガーはなしの、ロブスト、トロサイズを中心として本腰入れてTVに向かいます。皆さんもしっかりサイズご準備下さい。

Valentine

来週はバレンタインです。

例年、送る側、受け取る側、双方疲れ気味ではないかと感じています。もちろん心を込めて伝えたい方々もおられるでしょうからそういった思いを否定するつもりはありません。いわゆる儀礼的といいますか忖度的な感じといいますか、要するに親族や恋人などでなければいいのではないでしょうかといったちょっとした思いです。こういう事をいいますと、「だったらはっきりそう言えばいいのに」と言われます。言ってます。ここ長年ずっと言い続けているような気がします。けれども「いえいえなんとなくコミニュケーションですから」「軽い感謝みたいなものです」などとなると、「有難うございます」「頂きます」となります。

今年も少々愚痴ってしまいましたが毎年この感じになります。
好きな方用はともかく、儀礼的なものは買いに行くのも混雑して大変でしょうから、そろそろフェードアウトしてくれればお返しを買いに行く必要もなくなるのですが。また来年も似たようなことをぼやいてるのではと想像してしまいます。

そんなことを言いながらも今年のヴァレンタインはほのかな甘さを感じるパンチ辺りで頂いたチョコを食べるとします。

2023

新年明けましておめでとうございます。

コロナ弱毒化と共に世の中も落ち着きを取り戻しつつあり、春以降には二類指定も変更の方向で検討されるとの事で3年がかりですが、ようやく元の状態に回帰しつつあります。

様々な業種業態で多種多様な弊害は続いており、一服感が出たとはいえ水準的には円安で物価もグローバルな影響を受け高止まりと厳しい面があることは否めませんが、マインドを中心にコロナ前の状態に戻すことが重要なのではと感じている日々です。

葉巻につきましても引き続き品薄状態は続く見込みで苦労する1年になろうかとは思いますが、この1年を乗り越えれば何か新しい光が見えてくるのかと願いながら今年も進んで参りたいと思っております。

どうぞ皆さまにおかれましてよい一年となりますように。

残念な予定変更

少し前となりますが、11月後半に約3年ぶりに米国エリア統括のシガーマイスターとミーティング&飲み会の予定でした。
打ち合わせの内容も互いに十分事前準備をし、多くの検討事項をここ日本で詰める作業が組まれており、且つせっかくという事で彼の家族旅行も込みでやってくる段取りでしたのでスケジュール的には結構タイトな内容になっていました。

こちらも3年ぶりなので、アテンドするお店も十分に選別して万事OK状態で迎えるのですが、ちょうどこちら側の大がかりなシステムメンテナンスが予定されていた上、私自身疲れが溜まっていたせいか若干体調も不調となり細かな日にち調整を行ったのですが、次は先方の家族の長男が熱で点滴をする羽目になり、小旅行から食事会、ミーティングなど全てリセットせざるを得ない状況となり、わざわざ日本まで来たのにといった顛末でした。

全くの内輪話で恐縮ですが、今更ながら色々あるよねと、あらためて感じさせられました。
米国ではキューバ産シガーはインポートできないので、こちらで珍しいものなど少しずつお土産としてストックしていたのですが、来年の再会時までヒュミドールでまた保管する羽目となりました。期間は長くなりますがじっくり熟成させ、次回こそプレゼントするつもりです。

カラーの視覚的要素

葉巻画像では実物のリアルな色合いが難しい部分があります。現在は加工ソフトなどもありますがそれでは本末転倒なので、光加減を注意しながら撮りますが、プロカメラマンの領域には難しいものがあります。また自然のものですので画像のものと購買したものとは微妙に変化が見られるかもしれません。

とはいえ製造工場での色の選別は5,6種類などでなく数十種類区分けした上で製造されているのでボックスを開けた段階で見事に色合いが整っています。少しイメージしてみるとなんとなく想像できると思いますが、最初は明るい緑色の葉が徐々に褐色していくようにシガー毎の色の違いが楽しめます。イメージも若い緑色の時よりも褐色したものの方が落ち着いた深い感じのテイストを想像してしまいます。この辺りは人間の視覚的要素なのかなと個人的に感じています。

実際、ある葉巻のナチュラルなものと同じシリーズのマデューロがあったとして、マデューロの方が深いテイストと感じる方が多いのではないでしょうか。私もそうです。ただこれは中身となるバインダーやフィラーが全部そうではなく一番外側部分のラッパーだけなので、やはり視覚的要素といった部分は多分にあるのかと思います。