多くの方がご存じの通り、そもそもはアメリカンインディアンとコロンブスによって大きく世の中に伝わったものといってもいいでしょう。当時のインディアンが行うお祈りやお祭り、神聖な儀式において常にある道具です。
しかし実はインディアンだけでなく、多くの地域で重宝されていたものです。マヤ文明においてはその年最初のたばこは以降の雨の祈願として神様に捧げられていました。アステカ文明では信心として毒解毒剤して、カリブでは薬品の一つとしてなどです。そして1400年代終盤にコロンブスによって大きく広がっていくきっかけとなっていくこととなります。しかしながらキューバに伝わった明確な時期は不思議と明らかにはなっていません。
とにかく当時のたばこ葉はある人たちにとっては非常に高い価値を持たれており、幻想的な煙と香りを放つたばこ葉はのちに多くの人々に触れることになります。
キューバはその土壌や気候からたばこ葉に最適なエリアでしたが、大きくは1600年代の半ば、当時のハバナ市長によってたばこ農園を大幅拡大するといった方針で大きく発達していく流れとなります。
この影響で多くの人々がキューバないしは近隣諸島に移り住み発展していきました。
17世紀後半には葉巻のみならず、噛みたばこやパイプ葉などがヨーロッパに大きく広まっていく時代となりました。その流れで国家によるたばこ独占の時期(当然に当時の国民には強い反感を受け18世紀初旬にはこの抑圧は終わります)を経て、現在に至っています。