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まもなく復活 コイーバペクノティン マデューロ

タイトルの通りコイーバペクノティン マデューロがまもなく復活します。
ナチュラルのコイーバペクノティンは供給を維持しているがマデュロは?といった問い合わせを多く受けていましたが、ドミニカンブラックシリーズとなるペクノティン マデュロは欠品期間が長い間続いており、他のシガーにおける過去の経緯などを考えると、これは当面復活はないなとあきらめていた中、再開決定報告が入りました。

葉巻に限らず世界的に生産ラインや物流が乱れている影響で、このペクノティン マデュロに係わらず他のシガーも似たような状態が続いているため、全体的に中々安定した提供とはならないのが現状です。実際、このシガーを最後に輸入した記録を見ますと2020年の9月ですから、予定通り進めば約10カ月ぶりの再開となります。

ナチュラルのペクノティンと同様に非常にリピート頻度の高いシガーですので少し安堵です。もう少々で復活です。

梅雨入り

梅雨に入ったとのニュースがありましたが、長年過ごしてきた中で5月のこの時期に梅雨入りするのは初めてではないかと思います。本来この時期は爽やかに晴れ渡る日が多いとイメージでしたが、最近は天候も分からないものです。ならば梅雨明けは早いのかと少し期待しましたが、そのような事はなく例年頃になるでしょうとの事でした。確かに夏季に水不足とならぬ様、梅雨時の雨も大事ですが、少々ブルーな気分です。

ヒュミドールは一定の温度湿度を維持するためのものですが、24時間完全に空調管理されたエリアでなければ外気の気温や湿度もそれなりに影響します。梅雨時はかなり高湿度となりますので内部の状態チェックは意識して行いたいものです。自宅で使用されているポータブルなヒュミドールなどは変化を受けやすいので、温度湿度計でチェックされることをお薦めします。アナログタイプのものはバラつきがあるので、できればデジタル式をお薦めします。

またロメオ イ ジュリエッタ No.1などチューブに格納されたチューブタイプのものや、アップマン ビンテージ カメルーンコロナのようにセドロに巻かれたタイプの葉巻はその間の空間(チューブと葉巻、セドロと葉巻)にカビが発生しやすいので注意が必要です。特に気温に気を付けて低く保てていれば大丈夫かと思われます。

日本は四季がはっきりしており管理という点では注意が必要ですが、四季ごとに若干変化するテイストも味わいの一つと考えれば、日本で吸うシガーも楽しいものです。

グロリア・キュバーナとアップマンも刷新

昨今、ドミニカンシリーズのパッケージ刷新が顕著ですが、グロリア・キュバーナとアップマンも刷新されました。グロリアシリーズに関してはコロナサイズやコロナ・ゴロダサイズもホワイトを基調としたラインナップに順次変更されましたが、今回ティンシリーズも変更になりました。白樺をイメージしたようなスッキリとしたパッケージに変更です。往年の絵柄に慣れている方はグロリア?と勘違いするほどの変更ですが、中々な仕上がりかと思います。

リングについては従来のものよりも縦幅が長くなり、絵柄がはっきりしたものに変更しています。パッケージを大幅に変更したのでリングについては従来の絵柄を強調した感じです。

アップマンについては従来よりトーンが落ち着いた感じの仕上がりになっています。

葉巻のリングは赤を基調としたものが多いのですが、ドミニカンシリーズのアップマンに関しては重厚なブラウンに変更されていく模様です。

キューバ産は従来のまま変更はありませんが、近代化されているドミニカバージョンはコイーバなど様々な刷新を試みているようです。お時間があればチェックしてみて下さい。

コイーバ ミニチュアの良さ

コイーバと言えば、葉巻を楽しむ愛好家には言わずと知れた認知されるブランドであることは言うまでもありません。そのカテゴリーと言えばメジャーなシグロIから始まりシグロVIなどに至るまで数知れずあります。エスペシャルやエクスクイジートス、マデュロ5シリーズやベイーケシリーズなど、まさに王道ブランドといって過言ではありません。

またコイーバドミニカンバージョンもその安定した品質から支持を受けており人気があります。今となってはコイーバ ミニチュアも隠れながらその一つです。そのサイズ感から軽視されがちでしたが、昨今、これはこれで結構いけるじゃなかと言った声をちらほらと受けます。

実はテストケースで入ってきた際、これは見た目でどうかなと見合わせた時期がありました。じっくり楽しむという雰囲気といいますか、コアなスモーカーには一蹴されるのではないかと見送っていた時期があります。そんな思い込みで当初は本格的に試さなかったのですが、数々の意見を踏まえあらためて味わってみたのですが、確かに侮るなかれだなと実感するに至ったシガーの一つです。

これはよく思うのですが、日本という風土において欧米ほどゆったりした時間を持たない国柄といいますか、風土と言うと極端かもしれませんが、一言で言いますと、このくらいで楽しめるシガーは我々には結構いいんじゃないかという事に気付かされました。

勿論言うまでもありません。お気に入りのロブストシガーをこれぞという時にじっくり楽しむ時間は至福の極みです。ただこういったシガーもあるよね、ぐらいのライトな感覚で楽しめる上質なシガーであると言って過言ではないかと。「コイーバ ミニチュア」気が向かれたらトライしてみてはいかがかと。

フルーティーな葉巻

葉巻は苦いイメージやきついイメージがあるからどうもね、と苦笑いされる事もなくはありません。いや、そこそこあります。確かにタバコのようにおいそれと試す機会もなければ購入する場面もない訳で、ある面しょうがないと思います。よさの無理強いはなんであれあまりよく感じません。ですのでそういった際はそうだね、と微笑んで過ごすようにしています。

逆によく聞かれるのが甘い香りやテイストのシガーです。これは葉巻本来の持つ甘さとフレイバーを施したものと二分されますが、後者の方、いわゆるフレイバーテイストを求める方が問い合わせでは圧倒的に多いです。幼少期の頃のお菓子タバコ的な、ハッキリとした甘いテイストをなんとなく求めるのはノスタルジックなものもありそれはそれでなるほどと感じます。また実際、葉巻本来の持つ甘さを自分なりに実感するには相当数の葉巻を試さないとまず違いが分からないですし、そうなってくるとベテランスモーカーの域かと。

聞かれるようで今まであまり聞かれなかったのですが、先日フルーティーなシガーについて聞かれました。前述同様、フレイバーがないことはないのですが、こちらは甘系と違って種類は限られてきます。といいますか聞かれた感じはむしろ葉巻本来のというカテゴリーでしたので、あまり吸われない方にその感覚がわかるかどうかとは思いましたが、王道コイーバの中からシグロ3とコロナ・エスペシャルを薦めてみました。

嗜好品ですので最後は個々人でどう感じるかになるのですが、いずれもやさしく、文字通りフルーティーさを感じるシガーだと思います。シグロ3辺りになるとかなりの時間じっくりと楽しめるので、広いカウンターのバーでゆっくりいきたいものです。私はいつもバーボンでやりますが、皆さんはどれと合わせるのでしょう。

フルーティーな葉巻が気になりだすのは、間もなく春がやってくるせいでしょうか。

元気付けにトリニダッドを

もう長い月日に渡って外での飲食は控えていますが、先日お店が空いている頃を見計らって行きつけのバーに少しだけ顔を出してきました。阪神芦屋駅から歩いて5分程の場所にある、表階段を登り切った2階にあるバーです。

愛想のいいオーナーは久しぶり感の笑顔で迎えてくれましたが、心なし疲れているようでした。言うまでもありませんが、第1次、2次、そして現在直面している第3次と立て続けの流れに元気を出せと言う方が酷かもしれません。貢献しなければと立て続けにバーボンソーダを3杯やりましたが焼石に水です。しばらく一人でしたので、いつもは話した事のない互いの仕事の事やプライベートな話などオープンに話し続けました。会話で心を慰めていたのかもしれません。

彼も葉巻を吸うのですが、もっぱらモンテクリストが多いとか。そんな話の合間にトリニダッドの話題になったのですが、値段が高めだからどうもすすまないといった内容だったので、翌日に5,6本ほどのトリニダッドを、「悪い時ばかり続かないから頑張ろう」とメモを添えて送りました。コミカルなLINEでのお礼がきて笑いましたが、そんなトリニダッドで少し気を紛らわしてくれればそのうち春がやってくるかと。これからも応援していきたいナイスガイのバーテンダーです。

ドミニカンコイーバ刷新

近年ボックスやデザイン変更の頻度が多くなっていますが、長い間同じデザインで愛着のあったドミニカンコイーバのティンシリーズ(缶シリーズ)も本格的にに刷新する事になりました。

以前に同じく「コイーバ ペクノティン」がまずは変更となった際にご紹介しましたが、ちょっと若すぎると思うのは自分だけでしょうか?まるでフェラーリのようなレッドに刷新です。
上の新しいバージョンとなるコイーバ ミニチュア

もとはアルファベットの´O´の中を赤くしたデザインからレッドドットになったのですが、こちらの缶、結構赤いです。カッターシャツの胸ポケットではあきらかに透けます。
派手好きな方にはおすすめかも?です。

タジマハールと称される葉巻。

葉巻のサイズは様々で、発音具合で呼び名が若干違ったりするものもそこそこ見受けられます。例えば熟成期間の長い濃いめの色調となった葉で作られたものはマデュロだったりマデューロだったりといった感じです。ロミオジュリエッタなのかロミオフリエタなのか、などなど。

ところでトロサイズよりも大きいタジマハールをご存じでしょうか。日本ではまず見かけないサイズだと思いますし、「一体どこで、どんなシチュエーションで吸うの?」といった印象が正直なところでしょう。下手をすると両手が必要です。

センチメートルで言えばざっと20センチ以上です。

Montecristo Habana 2000 Taj Mahalは未申請のため非売品ですが、なぜ申請しないかというと、誰が購入するの?なのです。申請業務の全工程が完了して販売可能となるまでは相応の作業と期間を要しますので、恒常的に販売するもの以外はおいそれとは申請しません。ですが珍しいサイズのシガーでしたので参考までにご紹介だけしました。

サンプルなどで手に入る様々なシガーがありますが、そのような理由でご覧頂けていない数多くのシガーがありますので、また機会があればご紹介しようと思います。

オープンカーと葉巻

オープンカーで海岸線を流しながら葉巻をさりげなく燻らす。イメージとしてはとてもいい感じがします。
しかし現実的には巻き込む風で灰が飛び散り葉巻は綺麗に燃えず、ギアチェンジのたびに葉巻の置き場に困り、下手をするとやけどするか車内インテリアに焦げを作るかの選択を迫られると言う状態になります。私も2度ほどオープンカーと葉巻のコンビに挑戦してみたのですが、もうレンタカーを借りたとしても止めておこうと思います。そもそも現在の車は禁煙車ですし。

葉巻はやはりゆっくりと宙に消えていく煙を目で追いながら過去、現代、未来と時間の壁を越えて思いにふけるのが一番の味わい方だと思います。
ひと昔前なら夏が来て海沿いでなんとかですが、今は気温も高すぎて汗ダラダラとなり過去のようにスマートにはいかない近年です。

ただ気分が乗った時にはこの季節にまた海岸線を走り、きちんと車を止めてから海風に合うロミオ&ジュリエッタに火をつけようと思います。

シガーケースやリングのリニューアル

ティンシガーは多く扱っていますが、おおよそ5年以上も前になりますか、10本入のケースがことごとく6本入に変更され、今では6本入が多くを占めるように様変わりしました。流通の殆どが米国と欧州で色々な説はあるものの、やはり胸ポケットや内ポケットに携帯しやすいといった利点が主なところだと思います。全て画像を撮り直ししなければなりませんので、これはこれでちょっとした手間がかかります。

キューバ産シガーは長年まず変更なくきていますが、米国で主に流通するニカラグアやドミニカ共和国、ホンジュラスなどの南米シガーは先ほどのお話のように時折ボックスなどの変更が生じます。近いところではドミニカ産のパルタガスブラックシリーズが変更になり、シャープなボックスとリングに変わりました。最近ではドミニカ産のコイーバシリーズがリニューアルされています。

ボタン部分がマグネット式に変更されるなど、洒落た感じに仕上がっています。ボックス自体も強固になりました。

またデイリーシガーとして人気の高いコイーバペクノティンについてはオフホワイトを基調としたケースから鮮やかな赤に変更となり、同時にリングも刷新されました。
もともとドミニカ産は品質が安定しているとの評価を得ている事もあり、ドミニカ産コイーバはレッドドットという名称が付いていましたが、今回それを強調した形だと推測します。

新しいもの好きの米国らしく、同国で主に流通しているドミニカ産の見栄えをスパッと切り替えていくところはある意味気持ちがいいのですが、イメージ画像等の入れ替え作業が増えるのでほどほどに留めてもらえればと、ちょっと願っています・・