以前ブログでラスベガスにて毎年夏に行われる葉巻のビッグマーケットについて少し触れましたが、全米では幾つかこのようなビッグマーケットが開かれます。日本にも類似の催し物が業者向けに毎年東京で行われますが、当たり前に土地の広さなどの違いから、アメリカのそれはとてつもなくビッグなマーケットです。もともと葉巻消費量世界一の国なので当然と言えばそうなのですが。

あらゆるシガーブランドやシガーグッズメーカーが出展しており、まさにその場でビジネス交渉を繰り広げます。ここでは大量に購入することが可能ですが、アメリカの消費量ほど日本国内は多くありませんので、保存状況を考え我々は大量購入は行いませんが、米国内の業者は目星を付けていたものを大量に買い付けていきます。それでも短期に消費してしまうのがアメリカの凄いところです。

ビッグマーケットは総じて日本でいうところの夏場期間によく集中して開催されます。シガーコネクションでも突然特定の商品が入荷できなくなり、次の生産までの相当期間在庫切れとなるのはこの影響です。米国内の業者がフェアで大量購入 → 途端に在庫切れ。嘘のような話ですが、注意はしていても時折このような事が起こります。

日本から来ているという事で多少珍しがられている点もありますが、会場で対話するメーカーの人々も同業者も非常にフレンドリーに接してくれます。
もちろん我々含め皆さんビジネスで来ているのですが、葉巻を吸いながら談笑や交渉を進めていく過程に、仕事をしているというよりも情報交換を楽しんでトークしているのが率直な印象です。また実際にこのような場からニュービジネスが生まれています。