2016年 12月 の投稿一覧

Cohiba Miniature

かなり前になりますが、ティン(缶)シガーのラインアップに新たなコイーバを加えようとリサーチしていた際、今一つピンとくるものが見つからずにどうしようかと考えていたところに登場したのが「コイーバ ミニチュア」です。

実はその存在は以前から知っていたのですが、かなりの細さのシガリロサイズで初めから対象外にしていました。
ただ、色々なジャンルの人物などから要望など聞かされているうちに、まあこういうものがあってもいいか、という事になり加えてみる事にしたシガーです。

1本あたり約1gと完全にシガリロ状態ですが、通常のティンシガーと同様、1本毎にセロファンコーティングされ、そのあたりのシガリロとはちょっと違います。一定水準を保つプライドを感じさせる「COHIBA」といったところでしょうか。

味わいは、と考えるうちに終わってしまうサイズですから細かいことは書きませんが、なんであろうと私はコイーバだ、という方にはいいかもと思っていましたが、フタを開けてみれば今では数多いリピーターを持つ人気商品の一つとなっています。

葉巻のブレンドとは

なぜこれほど多くの味が存在するのか?食べ物や色合い、音色などと同様に、ブレンドすることで葉巻も無限のテイストが存在するわけです。
基本的にはどうなっているかといいますと、大きくは3種類の葉タバコを混ぜ合わせる部分が重要になります。

volado/secos/ligeroと3種類の分類で、左のvoladoから段々との強度というものが強くなっていきます。
ligeroを加えると強い風味が加わりますが、料理で塩こしょうを行うのと同じように、voladoもなければ全体のバランスがとれません。

プレミアムシガーは当然に手巻ですから、その際に3種の葉の位置が悪ければ、テイストも落ちることなります。

また全体の太さや長さ、このトータルバランスで調整しなければ旨い葉巻は登場しないことから、卓越した経験と知恵、確立されたデータに基づいて作られる必要があることを考えると、やはりプレミアムシガーの誕生は、そのブランドの歴史に残る作品として表現しても、過言ではないかもしれません。

Christmas cigar

よくこの時期になると、「クリスマスにお薦めの葉巻はなんでしょう?」という質問といいますか、問合せのようなものを受けますが、プレゼントならともかく、「クリスマスに吸うお薦め」というシガーはピンと来ないのが正直なところです。

プレゼント用であれば、ダイヤモンドダストをイメージさせるガラスチューブ入りであったり、ホワイトクリスマスを彷彿させるホワイトチューブに包まれたものであったりなど、それなりにはあるのですが・・

ただ一つ、これは個人的な嗜好ですが、この時期はモンテクリストホワイトコートなどのように、明るい色のラッパーをもったシガーが増えるのは考えてみると確かにそうです。テイスト的にも見た目通りスムースでしつこくありません。深々とした寒さの中でスムースなドローを持つシガーは癒しをもたらしてくれます。

日本は特に四季というものがあるので、実は季節ごとに種類を自然と選ぶようになっているのかもしれません。