私の住んでいる東ワシントン州では、十月半ばになると一気に朝方の気温が下がります。
この時期になるとどの家も冬支度を始めます。
まずは庭に設置されている芝生用スプリンクラーの配管から水を抜き取ることです。
この作業を怠ると配管内に残った水が凍り、その結果膨張した氷のため配管が破裂してしまうのです。
その次は外部に面した水道口に発砲プラスチックのカバーをつけます。
これも氷つきを防ぐ為の手段です。
さらに家の床下にある換気口に発砲プラスチックのふたを取り付けます。
これは冷たい空気が家の下に入らないようにする工夫です。
私の場合はさらに冬場は乗ることの無いスポーツカーをガレージの奥に横にしてとめます。
こうする事で普段は二台しか入らないガレージに三台とめる事ができるのです。
最後は夏場は殆ど使わなかった葉巻スモーキングルームの掃除です。
この先数ヶ月間葉巻と過ごすであろう空間を準備することで、私にとっての冬篭りの支度が完結するのです。
将来はこのスモーキングルームの横にスポーツカーを止めれるようにする予定ですが、時間と資金の問題で今年の冬も未完成の空間を見つめながら葉巻を楽しむしかないようです。