たまに葉巻の評価の一部に良い葉巻は、燃えた跡に真っ白な灰が残るようなことが言われていますが、灰の色は葉巻の質とは関係ありません。
葉巻の灰の色はそのタバコが育った場所の地質によるものです。
基本的にリンとカルシウムの多い土に育ったタバコは白い灰になります。
例としてはスマトラもしくはカメローン地方のタバコが上げられます。
キューバの土は基本的にカルシウムが少ないのでキューバ産の葉巻の灰が真っ白であることはめったにありません。
反対に黒い灰はそのタバコの育った土壌に多くのマグネシウムが含まれていたことを示します。
またマグネシウムが多い土壌で作られたタバコは燃えるとき灰が崩れやすい事もあります。
崩れ易い灰は葉巻の味には関係しませんがしっかりした灰と比べて吸いにくい事も事実です。
個人的には綺麗に灰が残っていく葉巻が好きです。