2009年 2月 の投稿一覧

Mardi Gras

今年は2月24日がMardi Grasでした。

日本ではほとんど聞くことのない祭りですが、あのニューオリエンスで町をあげて仮面をかぶった人々や、きわどいビキニの女性たちが繰り出すパレードの日といえばわかるかもしれません。
この日はリオのカーニバル最終日でもあります。

Mardi Grasはフランス語で英語に訳するとFat Tuesday、太った火曜日という意味です。

さてどうしてこの火曜日を太った火曜日と言い、世界中のあちこちでパレードが繰り出され、男も女も食べ、飲みそして踊るのか、そしてその全てが夜中の12時丁度に終わるのか、その理由はアメリカ人でも知らない人がたくさんいます。

Mardi Grasの翌日は灰の水曜日、英語ではAsh Wednesday といいます。
灰の水曜日はキリスト教、正確にはカトリックの重要な日なのです。

カトリックの教会でもっとも大切な日は復活祭、キリストが蘇ったとされる日ですが、その復活祭から40日まえが毎年の灰の水曜日と決められています。
なぜ40日かというと聖書によればキリストは十字架にかけられる前40日間砂漠で断食をしたと書かれているからなのです。
この40日間はカトリック信者にとってはキリストに学んで自分の欲望を我慢する時期とされています。

多くの人が断食や食事を簡素なものだけにしたりするのです。
そこで断食が始まる前に思いっきり食べ、飲みそして欲望の限り楽しもうというのがすなわち灰の水曜日の前日、Fat Tuesdayなのです。

ちなみに灰の水曜日の灰は、人は灰から生まれ灰に戻るというカトリックの教えによるもので、残念ながら葉巻の灰ではありません。

グアムで吸う葉巻

私は80年代半ばから90年代半ばまでグアム大学海洋生物研究所にいた関係で、今でもグアムには多くの友人がいます。昨年のクリスマスはグアムで昔の友人や研究者仲間を訪ねてながら過ごしました。

現在住んでいるワシントン州に比べてグアムは比較にならないぐらい湿度が高いためグアムではヒュミドールは要らないぐらいです。湿度の高いグアムでは葉巻の味わい方も違ってきます。

私はワシントンやオレゴンにいるときはフルボディーの葉巻を好むのですが、暑いグアムではフルボディーの葉巻は少しきついと感じました。
グアムに住む友人のお勧めはアップマン シグネチャー ダブル イーグルでした。

アメリカ本土ではあまり気にしなかった葉巻でしたがグアムの夕方、貿易風に吹かれながらタモン湾で火をつけたアップマンは最高でした。

旅先で味わう葉巻。
旅の思い出を煙の合間に織り込んで持ち帰るのも葉巻愛好家のひそかな楽しみでしょう。

アメリカ便り

アメリカ本土でシガーの手配の担当者です。
「アメリカ便り」として本日よりシガコネのブログを担当します。
アメリカ最新のシガー情報、日本との違いなどを中心に情報発信していければ幸いです。

私は純粋な日本人でありますが日本を離れて30年、
ほとんど日本語を書くことがありませんので、このブログの文法、言い回しなど
時々おかしいと思われることもあるかと思いますが、突っ込まずに読んでいただけると幸いです。

最近のアメリカといえばオバマ大統領の“CHANGE”と100年に一度といわれている不景気でしょう。
私もこんな不景気で葉巻が売れているのだろうか!?と不安になり、
葉巻の仕入先に先日電話で問い合わせてみました。

驚くことに「卸しレベルではまったく変化なし」とのことでした。

確かに不景気になると皆さん節約に走りますが多くのシガースモーカーは他で倹約しても
葉巻の予算は削らないそうです。

確かに私もガソリンのグレードは落としてもシガーのグレードは落としていません。
昨夜も外に飲みに行くより、静かに葉巻をくゆらす方が安くつくといいながら
家のベランダでOliva Seri Oに火をつけました。